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描いた絵には、つづりかたを付け『ひとこま童話』という形で発表しています。
それぞれ 全文は載せられませんが、雰囲気を感じて下さい。
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もへじたちが通う小学校は、海が見える高台にある。超早起きすると校庭から東の海の上で太陽が織物をしているのが見えるというのだった。その織物は見る人の心持ちによって、金色に見えたり、たまご色に見えたり、サンゴ色に見えたりするらしいのだ。
そこで一度見てみたいと、もへじともへ二郎は早起きをしてみた。松の木陰から、太陽と海とを そっと観察していると、やがて太陽が織物を織りはじめた。学校下の海まで届くみごとな織物だった。もへじはもへ二郎にだけとどく大きさの声で つぶやいた、
「太陽が ばかでかい一反木綿つくってる。」
2007年もへじのカレンダー11月使用
「太陽大王の反物」
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カラス カラス カンザブローおまえの家が 火事だからはやく行って 水かけろ
これは 伝承でつたわる唄からイメージをもらい,カラスにバケツを持ってっもらいました。
1995年前後作 板に彫刻刀で線彫りをして着色しています。
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キリギリスをつかまえに行った夏の道で、もへ美ともへ次の兄弟は 入道雲を見つけました。
雲は どんどん どんどん もり上がり、空の天井にとどいたかと思うと、今度は白い手を もくもく もくもく出し空を おし上げようとしたのでした。
もへ美は思わず「空が やぶれる。」・ ・ ・ ・ ・
2004年発表「入道雲の力」
2005年発行 ひとこま童話集
「君は夏休みの入道雲をおぼえれいるか」に収録
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夜のレーシングサーキットは、
そこら中に存在するのでした。
『ブゥゥ・ゥ・ゥ・ゥン』『ブゥゥ・ゥ・ゥ・ゥン』
低速にも かかわらず、
うなりをあげながら周回路をまわる。
エンジンの音は、どの車も快調だ・ ・ ・ ・ ・
2007年発表「ブンブンカーレーサー」
注釈/この絵の描かれている蚊は、いわいるヤブカですが、ヤブカ(ヒトスジシマカ)は、本来昼活動するようです。デザイン的な面から今回、夜の寝室に登場です。
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新作の窓: もへじ画の最新作を出来上がった段階で
サムネイル(縮小版)で公開するスペースです。 |
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2024No.1
長野県小海線は高原鉄道、その秋の情景を画にしてみました。 |
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